更新日 : 2019/07/29

THE M/ALL(遠藤治郎、super-KIKI、千原航)「一人の人間としての発信を応援したい」/「”デジタル”と”私”との関係 私はどうやら数字らしい。」展

自身の思い、考えを正直に伝えるところに共感

遠藤治郎(建築家)

著名人や芸能人など業界の方は、ご自身の考えや不安に思っていることなどをカジュアルに発信できない空気が日本にはあります。中でも社会問題や政治に関して触れるだけで炎上したり、フォロワーが減ったりします。そういった中でラブリさんは自らを例とした数という「事実」と共に、その中での自らの判断や選択の思いや考えを正直に伝えているところが良いな、と共感しました。

表面的なことを都合よくすくい取り、本人の中身は排除してしまう現状に危機感

super-KIKI(アーティスト)

SNSというツールが悪いわけではない。部屋で一人で悩んでいる人がそれでも発信できるツールであったり、SNSに助けられた方もいらっしゃると思います。ラブリさんのように、モデルとして他の人にはできない方法で洋服を美しく着こなしたりすることで「私でもこういう風になれるかもしれない。」とパワーをもらうこともあります。だけど、ご本人がもともと考えているであろう思想的発言の部分を日常と同じように出した途端、その考えを見ることに消極的になり排除してしまいます。表面的な部分だけをすくい取り中身の部分を排除する、そういった現状を暴力的、危機的に感じます。

数字は絶対的な価値観ではない。世界に一人でも深く響けば意味がある

千原航(グラフィックデザイナー)

数値化された統計・フォロワー数やいいね数がどうなの?という問いに共感しました。統計はひとつの指針であり、経済活動的には良いデータとなるとは思います。しかし数値や順位がつくことで、こっちは認められている、こっちは認められていない、というひとつの価値観で判断する必要は無い。世界中でたった1人でも、個人に対して深く深く響けばそれにはとても大きな意味があるはずです。数が多ければそれが世の中の総意なのか?それだけじゃないよね?という展示と捉えました。

一人の人間として冷静な目線での発言を応援したい

疑問や問題意識を出発点として考えたことは思想や哲学となり、それらは芸術活動に限らずあらゆる表現に込められていると思います。個人的な思想をカジュアルに発言することに慎重になってしまう現在ではありますが、私たちはラブリさんの発信を受信して力をいただきました。芸能人だから、モデルだからというわけではなく、一人の人間として冷静な目線での発言を応援していきたいです。

プロフィール

THE M/ALL

「音楽×アート×社会をひとつにつなぐ、カルチャーのショッピングモール」をテーマに掲げるフェスティバル『THE M/ALL』の無料開催を目指すコレクティブ。Tシャツ、ZINE、映像制作やコラボレーション企画での資金調達を展開しながら社会的メッセージを発信する。ZINE制作ではTOKYO ART BOOK FAIR 2019にてレレ・サヴェリ(8-Ball Community)が選ぶ「TABF talent award」受賞。2019年秋「THE M/ALL 2019」無料開催予定。

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