更新日 : 2019/01/15

【まとめ】歴史と伝統を体感!初夏の神社やお寺のイベント

神社仏閣は、土地のシンボルだったり墓所だったり。名所旧跡だとは知っていても、氏子のご縁などがなければ、じつはあまりふだん立ち寄らないところかもしれません。気軽に遊びに行くきっかけになりそうな、都内の神社やお寺のイベントをご紹介します。この夏、ご家族や友人とおもいがけない体験ができるかもしれません。

菅原神社で巫女体験


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映画化もされた三浦しをんの人気小説「まほろ駅前」シリーズ。そのモデルになった東京都町田市にある菅原神社は、町田三天神のひとつ。学芸の神様・菅原道真をまつる神社の特徴は、「天神」「天満宮」という名称で、境内に梅の木があることが多いですが、菅原神社は桜の名所としても知られ、樹木が多い広い境内が特徴です。1335年、足利尊氏の弟の直義が北条時行と戦い破れた史蹟「井手の沢古戦場」として指定され、境内にはその碑があります。

主に神社では、白衣に白足袋、緋色の袴という装束の巫女さんを見かけますよね。神職の補佐をする女性限定の奉職者なのですが、菅原神社では、伝統文化としての神道入門ともいえる「巫女体験」のイベントがあり、参加者を募集中です。菅原神社の宮司さん、禰宜さんから直々に、神社でのお作法や巫女さんの仕事について教えていただける貴重な機会です。16歳以上、染髪不可という条件ですが、女友達を誘ってトライしてみませんか!?

100万人のキャンドルナイト in 池上本門寺


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東京都大田区の池上本門寺は、鎌倉時代から続く日蓮宗の大本山です。なにしろ、大正時代、池上本門寺への参詣客のための鉄道が開設されたほどですから、その規模とランドマーク性の高さは都内有数です。日蓮聖人、狩野探幽、幸田露伴や力道山の墓所であり、国の重要文化財や東京都指定文化財を数多く保有する旧跡です。

近年は、その広い境内の特設ライブステージで開催される“大人のミニフェス”「Slow LIVE」が注目を集めています。そんな池上本門寺の夜を彩る「100万人のキャンドルナイト」が今年も行われます。夜間照明を落とした参道に1200個のキャンドルランタンが並び、池上太鼓と雅楽演奏が響くなか、幻想的な風景が広がります。もともとは2003年、夏至と冬至の夜に「電気を消してスローな夜を」を合い言葉に行われ、ゆるやかにひろがったこのムーブメントは、2011年以降は東日本大震災を忘れないというメッセージをもこめたイベントとして定着。池上本門寺では、世界平和祈願法要も行われます。ぜひ、誘い合わせて参加してみましょう。

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開山忌・能楽奉納


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港区青山、といえばハイセンスで都会的な街。そんな青山という名称の由来となったのは、徳川家康の家臣・青山幸成(南青山家)で、その菩提寺が外苑前の青山通りに面した浄土宗・梅窓院です。お隣に広がる青山墓地も、もともとは南青山家の下屋敷跡地だったところ。大正時代には和洋折衷のモダンな本堂が青山のシンボルとされ、今につながる青山のブランドイメージの中核だったことがうかがえます。

2003年に、隈研吾による設計で本堂をリニューアル、参道に植えられた孟宗竹のイメージをガラスと梁でうつくしく視覚化した、最先端の寺院建築として注目を集めました。

それから、“寺院は街にひらかれた場所”というポリシーから、だれでも参加できる行事が毎月のように催されています。梅窓院の開山の祖、南龍和尚の御忌法要である「開山忌」には、法要に続いて能楽奉納があり、今年は観世流能のシテ方・橋本忠樹による「敦盛」の後場のみ(半能)が行われます。この演目は、敦盛がつける十六(じゅうろく)と呼ばれる若く優美な平家の公達の面が有名で人気です。橋本忠樹氏は、だれもが気軽に能や古典の魅力に触れられる、現代的な企画を多く試みる能楽師。

当日は、能・演目のレクチャーもあるので、ファンはもとより、初心者でも安心して参加できます。能に関心がある人におすすめの、貴重なイベントです。

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最後に

年越しや初詣、お盆にお彼岸。もともとは仏事・神事の年中行事と密接だったわたしたちの生活も、ずいぶん変化しました。古くから街や人々にオープンな場所である神社やお寺は、誰でも、ふらりと立ち寄ることが許される場所。その空気感は、ちょっとだけ日常を見直すことができる時間になるでしょう。

是非、大切な家族や友人を誘ってお出かけしてみてください。

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