更新日 : 2019/01/15

老舗のアツアツ鍋で温まる 冬の東京デート

鍋料理は日本の冬の風物詩。

一人小鍋で楽しむもよし、家族や仲間でわいわい食べるもよし、そして恋人同士でつつきあうというのも乙なもの。心も身体もポカポカと温まります。

東京には時代の移り変わりの中で、食べ継がれてきた老舗の鍋料理が多くあります。今回はその中のいくつかをご紹介。一緒に美味しいお鍋を囲めば、グッとパートナーとの親密度もあがるはず。寒い冬のデートにはもってこいのディナーとなること間違いありません。

まずは定番 「駒形どぜう」


画像:@vegrtarian

「駒形どぜう」が浅草駒形の地に店を開いてからおよそ200年。

多くの人々がこの店の暖簾をくぐり、どぜう鍋に舌鼓を打ってきました。炭火で高温で熱された鉄鍋の中には割下が張られ、ギッシリとドジョウが詰められています。このアツアツの所へタップリを薬味のネギを投じて頂くというスタイルは江戸時代から受け継がれてきた名代の味です。

下足番に靴を預け、一階の入れ込み座敷に座ってどぜう鍋を頂く。これを肴に江戸情緒たっぷりの雰囲気の中で飲むお酒はまた格別です。その他にも、ふんわりとやさしく玉子でとじられた柳川鍋も素敵です。シャキシャキとしたごぼうの食感とのコンビネーションがたまりません。

  • スポット名:駒形どぜう(浅草本店)
  • 所在地:東京都台東区駒形1-7-12
  • 営業時間:11:00~21:00
  • アクセス:東武スカイツリーライン「浅草」駅/東京メトロ銀座線「浅草」駅/都営浅草線「浅草」駅/都営大江戸線 「蔵前」駅
  • オフィシャルサイトhttps://www.dozeu.com/

どうせならうまい鍋 「桜なべ中江」


画像:@masahiro.kanagawa

「桜なべ中江」は創業110年を数える老舗です。日露戦争が終結した年、吉原大門の地にできたこの店には多くの粋客が訪れました。文明開化によって肉食文化が普及しはじめたとはいえ、まだまだ慣れない人々に少しでも美味しく食べてもらおうと工夫されたのが、当店の味噌ダレです。

味噌を溶いた割下によって火が通り、馬肉がほんのり桜色になったところが食べごろ。但し脂身はじっくりと飴色になるまで煮てから頂きましょう。野菜は肉がなくなってから入れ、十分に旨味を吸わせます。少しコツが必要ですが、その手間に見合うだけの美味しさは保証済みです。

  • スポット名:桜なべ中江
  • 所在地:東京都台東区日本堤1-9-2
  • 営業時間:平日  17:00~22:00(月曜定休)/土日祝 11:30~21:00
  • アクセス:JR「南千住」駅/東京メトロ日比谷線「三ノ輪」駅/都電荒川線「三ノ輪」駅
  • オフィシャルサイトhttps://www.sakuranabe.com/

軍鶏鍋の滋味 「鳥料理 玉ひで」


画像:@koyzw

「鳥料理 玉ひで」は江戸中期より営業を続けている鶏料理の老舗です。

親子丼発祥の店として有名なので、ご存知の方も多いのでは。この店でオススメなのは何といっても軍鶏鍋(鳥すき)です。ギュッとしまった軍鶏肉を醤油と味醂の香り高い割下で煮るこの一品は、噛めば噛むほど旨味が広がってきます。

サイドメニューも充実。

しぐれ煮、鶏の珍味三種をはじめ、コラーゲンたっぷりの吸い物は思わずため息がもれます。コースにはもちろん、元祖「親子丼」付いてきます。老舗の味を心ゆくまで楽しめることうけあいです。少し贅沢な冬の夜を人形町の老舗で過ごしてみてはいかがでしょうか。

  • スポット名:玉ひで
  • 所在地:東京都中央区日本橋人形町1-17-10
  • 営業時間:夜の部 17:30~22:00
  • アクセス:都営浅草線「人形町」駅/東京メトロ日比谷線「人形町」駅/東京メトロ半蔵門線「水天宮」駅
  • オフィシャルサイトhttp://www.tamahide.co.jp/

冬の夜は歴史と伝統の老舗鍋

今回ご紹介してきた老舗の鍋料理は、どれも長い時間の中で創意工夫が重ねられてきた間違いのないもの。

また、それぞれの店そのものが文化財。足しげく通った文化人・著名人たちが残した書画などが、さりげなく飾られていたり、ちょっとした調度類にも過去に生きた人々の息吹を感じることができます。まさに一挙両得のスポットと言えるでしょう。

身も心も、そして時代の記憶をも温める老舗の鍋料理を今年の冬は是非。

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