更新日 : 2019/03/25

六本木一丁目の隠れ家で味わう 五感で楽しむ大人のディナー

このお店のディナーの予約がとれたら、彼女はちょっとびっくりして、でも、きっと一緒に喜んで期待してくれるだろう…。そんなお相手の顔が思い浮かぶような、魅力あるレストランが、六本木一丁目にはあります。お客さまには、一皿一皿を味わい、どんなことでも感じたことを語り合ってたのしんでほしい。そんなシェフや料理人たちの想いが伝わる、大人の隠れ家をご紹介します。

思わず笑みがこぼれるディナーには「エディション・コウジシモムラ」


画像:@wensama_930

ミシュランの二つ星レストラン。白いスタイリッシュな扉を開けると、フォーマルな黒い服のギャルソンが静かに案内してくれます。けれど、かしこまっている場合ではありません。

最初のプレートからデザートまで、観るもの全てが新しく美しく、どれもがあたりまえの“美味しさ”を超えているので、どんどん笑顔になってしまうのです。オーナーシェフの下村浩司氏は、フランスで三つ星レストランを渡り歩いて修業を重ね、料理そのものも見せ方も「下村版(エディション)」に仕上げてしまう職人アーティスト。

旅行をしても、目に映るものはなんでも「料理に使えないか?」という視点で観てしまうという柔軟なセンスに、パワフルで子どものように純粋なエネルギーが秘められています。牡蠣が“海のジュレ”でくるまれ、海苔に隠されていたり、鮮やかな緑色のソースに彩られたカレー味の鮎が、白いお皿で泳いでいたり…。食べる人の心をたのしく元気にする下村シェフのクリエイティブは、さまざまな商品開発へも提供され、フランス大使をはじめ、世界中の人々を今日も魅了しています。

  • スポット名:エディション・コウジシモムラ
  • アクセス:六本木一丁目駅(南北線)
  • オフィシャルサイトhttps://www.koji-shimomura.jp/

手仕事のゆたかな奥深さを味わう「井ざわ」


画像:@kakkokari_chan

六本木通りを、赤坂側に一つ奥に入った閑静な住宅街の一角に、静かにたたずむ隠れ家。

料理長の山本栄治氏は、築地「河庄」、二期倶楽部広尾を経て、山形の旅館「亀や」の東京店「阿部」の料理長時代にはミシュランの一つ星を連続して獲得した、確かな腕前の持ち主です。

懐石料理は、お腹がいっぱいにならないというイメージがあるかもしれませんが、「井ざわ」のお料理は、観て、触れて、味わって…と、あらゆる感覚を総動員。飾りつけひとつにも、四季折々の天然のものが手をかけて作り込まれています。茄子そのものがくりぬかれて器になった盛りつけや、お椀のなかで彩りよく重なって、うつくしい切り口をみせる野菜など、すぐに食べてしまうのがもったいなくなるようなたたずまい。さらには、ガラスのコップやワイングラスも、手にした時、口に触れた時の感触を考え抜いて特注された手作り品なのです。

懐石料理の大事な主役でもある豆腐も、北海道産などの厳選された大豆で作る自家製。できれば個室で、時間を忘れてゆっくりと向き合いたくなります。

  • スポット名:井ざわ
  • アクセス:六本木一丁目駅(南北線)
  • オフィシャルサイトhttp://i-zawa.jp/

六本木一丁目「ラシャッス」で、一期一会のジビエ料理を


画像:@mutsuyasakai

大通りから住宅地の路地裏へ入ったところにある、ヨーロッパの小さな館のようなレストラン。店名の「LA CHASSE」とは、フランス語で、探す、狩猟という意味。ここはジビエ料理の名店で、キジや鴨、イノシシや鹿、山菜やキノコなどを、依田誠志シェフが自ら各地で採集してきます。

シェフが修業をしたのは、フランス南西部のボルドー近隣のドルドーニュ。この地は森林が豊かで、中世には貴族の城が数多く建ちました。領内で狩猟した野性の鳥獣を高級食材とするジビエ料理は、その土地を四季にわたって知りつくし、生きものを通して自然に寄り添う伝統文化です。

同じように、豊かな自然に恵まれた日本各地の恵みに、依田シェフは寄り添います。まさに旬のその瞬間をたのしむため、メニューはアラカルトのみ。狩猟シーズンの秋・冬はもちろんジビエ、春にはモリーユ(アミガサ茸)、夏には鮎やウナギなどがテーブルに上り、決してワイルドではなく、繊細で滋味あふれる味わいが、えり抜かれたワインでひきたちます。まさに“命をいただく”ことを実感できる、一期一会のディナーに出会えるでしょう。

  • スポット名:ラシャッスLA CHASSE
  • アクセス:六本木一丁目駅(南北線)
  • オフィシャルサイトhttp://la-chasse.org/

「鮨 さいとう」で“日本一の鮪寿司”を食べてみたい。


画像:@daviichan

江戸前寿司は、かつては江戸でとれた新鮮な魚介類を、さまざまな手法でその美味しさを引き出し工夫を重ねた、いわば郷土料理です。いまや世界的にも最もポピュラーな和食として、とくに鮪の握り寿司は王道ともいえますが、「日本一の鮪寿司」とはいったいどんな味なのでしょう。

六本木一丁目には、日本一の寿司店とうたわれるお店があります。メニューはおまかせのみで、王道を極めたオリジナリティに徹し、季節ごとに食べたくなる味。店主で料理人・齋藤孝司氏は1972年生まれ。銀座の名店「久兵衛」や「鮨かねさか」で修業を積み、2007年に若くして「鮨かねさか赤坂店」の店主になり「鮨 さいとう」へとのれん変え。

翌年、ミシュランの一つ星を獲得します。以来、2014年にアークヒルズサウスタワーに移転オープンしてからも、毎年ミシュランの三つ星の常連店。完全予約制で、新しいお客さんは、常連の方に連れて行ってもらうしか方法はなさそうです。そんな幸運な機会に恵まれたなら、逃す手はありません。

おいしく美しく気取らない「ゴーシェ」でおまかせディナーを


画像:@waaaaaaata

雑踏から離れた六本木一丁目ならではの、大人の隠れ家レストラン「ゴーシェ」は、リラックスしてたのしむための、本格フレンチレストランです。

黒を効かせたモダンなデザインに貫かれたインテリアは、カラフルでうつくしい一皿一皿をひきたて、居心地よくさせる計算と気遣いを感じさせます。オーナーシェフの齋藤勉氏は、フランスの中でもグルメな都市として知られるリヨンと、バスク地方で修業し、横浜・馬車道のフレンチレストラン「リパイユ」を経て2014年に独立。

フランス料理のオーソドックスな良さと、鮮やかな食材の色や香りをモダンに演出するセンスを両立させる、得がたいポジションを築きました。オマール海老やホタテ貝をはじめ、シェフが選びぬいた新鮮で旬な食材と、フランスから取り寄せるワインには定評があります。メニューは、その日のインスピレーションで構成を考える「おまかせコース」のみ3種類。品数に違いはありますが、前菜からデザートまで、質・量ともに期待を裏切りません。

  • スポット名:ゴーシェGaucher
  • アクセス:六本木一丁目駅(南北線)
  • オフィシャルサイトhttp://gaucher.jp/

まとめ

何度も通いたくなるようなお店と、定期的に一緒にディナーにいける異性は、ともになかなか見つからない、貴重な存在です。よい関係性を深めるには、食べることも会話することも、心からたのしもうとすることが、なによりの策、と言えるでしょう。