国内クリエイター5人とニットの共演?ニットの可能性を再発見。What’s Knit? 展(FORECASTS from EVELA|07.04.2021)
2021年7月7日 (水) – 7月11日 (日)|What’s Knit? 展
Image from What’s Knit? 展
本展示のテーマは、天然素材ながらよく伸びて、身体にフィットし、シワになりにくい性質を持つ機能的な素材である「ニット」。長きにわたりニットの丸編み技術を磨いてきたカネマサ莫大小の技術を活かし、さまざまな背景を持つ5組のクリエイターのアウトプットを展示。ニットの持つ可能性を再発見する。
丸編みという技術は「種類を問わない1本の糸」でループを作りながら衣服などのボディとなる織物を編む技術の一つ。ニットといえば冬物を思い浮かべる人も多いかもしれないが、実は使う糸の種類や編み方によってその種類は実に豊富だ。スポーツウェアや肌着などにもニットは使用される(ちなみにセーターやパーカーなどはニット素材を使用して作られたトップスのことを指す)。
展示されるのは、素材の可能性をクリエィティブに拡張した作品たち。ニットと木材とを重ね合わせた「ニット化粧板」、機械で編めるギリギリの細さの「ポリエステルモノフィラメント」という糸を使用した衣装、10種の組織の全てを切り替えずに編み続きにしたワンピース、「強撚糸」と呼ばれる、ある一方向に強くねじった綿の糸を用いた立体作品、熱をかけると収縮する「熱融着糸」を編み上げ、熱によって硬化する特殊な生地を使い金属のフレームと融合させた作品……。それぞれのクリエイターの個性が表れた様々なアウトプットを閲覧できる。
日々何気なく身につけ、目にするニットだが、見た目や肌触りなどの質感を作る要素は様々。国内の選び抜かれたクリエイターたちの視点を通し、無限に広がるARTとニットの共演を体感しよう。
(YOSUKE NAKANO)
What’s Knit? 展
【開催日時】
2021年7月7日 (水) – 7月11日 (日)
11:00 – 18:00( 最終日 17:00まで )【場所】
TIERS GALLERY
東京都渋谷区神宮前5-7-12
TEL.03-5774-8190【参加クリエイター】
大野友資、小野栞、高橋悠介、氷室友里、TAKT PROJECT【WEB】
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