エヴァの25年間を原点から網羅・総括する(FORECASTS from EVELA|07.05.2021)
2021年10月1日〜|庵野秀明展
Image from 国立新美術館
総監督を務めた最新作『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が、公開95日間で動員569万人、興行収入86.9億円を突破し、今なお記録を伸ばし続けている庵野秀明。
本展は、庵野秀明がアニメーター時代に参加した過去作品や、監督、プロデューサーとして活躍する最新の仕事までを網羅し、創作活動の秘密に迫る。自身の原点となった「アニメ」「特撮」作品の貴重な原画やミニチュアなどをはじめ、アマチュア時代から現在までの直筆の膨大なメモやイラスト、独自の映像作りに欠かせない脚本、設定、イメージスケッチ、画コンテ、レイアウト、原画からミニチュアセットに至るまで多彩な制作資料を余すところなく展示する展覧会。
一大社会現象となった新世紀エヴァンゲリオンの作者であることで一躍有名になった庵野秀明であるが、長きにわたり一線で活躍する中、関わってきた作品を網羅した展示はこれが世界初。代表作であるテレビ版のエヴァンゲリオンが公開されてから、約25年。その物語の最終回として上映されている『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の一般公開が一通り終えるであろうタイミングでの展示開始となっており、これまでの活動の総括とも受け取れる。本展示を通し、クリエイター庵野秀明の織りなす世界観の真髄を垣間見ることができるだろう。本展示を見た後、再度作品に触れることで、また違った楽しみが生まれるに違いない。
(YOSUKE NAKANO)
庵野秀明展
会期:2021年10月1日(金)~12月19日(日)
休館日:毎週火曜日 ※ただし11月23日(火・祝)は開館
会場:国立新美術館 企画展示室1E
(〒106 8558 東京都港区六本木7-22-2)
開館時間:10:00~18:00 ※入場は閉館の30分前まで
(開館時間は変更になる場合がございます。)[WEBサイト]