平成から令和に受け継がれていく芸術(FORECASTS from EVELA|12.18.2020)
EVELA編集部が気になるトピックを取り上げる、FORECASTS from EVELA。平成が終わり、激動の年となった令和の2年目も終わりが近づいていました。そんな中、時代が変わっても芸術は受け継がれ、時代を反映した表現として鑑賞されつづけています。今回は、平成の芸術を総括する展示、未来の日本の芸術を支える若手芸術家たちの展示という、対照的な2つのイベントをご紹介します。
2021年1月23日〜4月11日|平成美術:うたかたと瓦礫(デブリ)1989~2019
Image from kyotocity-kyocera.museum
大きな変革の兆しとともに訪れた令和と2020年代の幕開け。そんな今だからこそ、平成という時代の美術を改めて考え直す試みとして「平成美術:うたかたと瓦礫(デブリ)1989~2019」は開催される。椹木野衣が企画・監修を務める当展示では、「うたかた」と「瓦礫(デブリ)」をキーワードとして、30年に渡る日本の平成の美術史を振り返る。過去を客観的に見つめ直し、同時に現在と向き合う、そんな体験が得られる展示になりそうだ。(MASAKI MIYAHARA)
2021年1月30日~3月7日|DOMANI・明日展
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六本木の新国立美術館にて、「DOMANI・明日展」が開催される。当展示は、文化庁が日本の若手芸術家育成のために行っている「新進芸術家海外研修制度」に参加した芸術家の発表の場。海外の芸術に触れ、更に日本の芸術界の未来を形作る芸術家たちの作品を鑑賞できるまたとない機会となる。(MASAKI MIYAHARA)