都市に生きる人と芸術(FORECASTS from EVELA|09.18.2020)
EVELA編集部が気になるトピックを取り上げる、FORECASTS from EVELA。人が普段から生活してきた都市は、大きな変化を迫られています。今改めて都市の現在地、そして未来について考えるには様々な視点が重要になってきます。そんな中、芸術は新たな眼差しで都市を見るためのオルタナティブな視点を与えてくれるのではないでしょうか。今回は、作品を通して都市を再考する展示を2つご紹介します。
9月5日〜1月31日|生きている東京展
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9月に開館30周年を迎えるワタリウム美術館で、東京を再考するべく展示が開催中。コレクションの他、未公開の作品、ゲストアーティストも迎えて作品が展示されている。島袋道浩、寺山修司や、フランスのJRなど海外のアーティストによる作品も。多種多様なアーティストの、それぞれの視点を持って東京を見ることのできる展示を楽しんでみてほしい。(MASAKI MIYAHARA)
9月29日〜11月23日|石元泰博写真展 生命体としての都市
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東京都写真美術館にて、2021年に生誕100年を迎える石元泰博の展覧会が開催される。シカゴでモダンデザインを学び、建築写真や多重露光の作品、東京、シカゴなどの都市を写した作品も多く残した石元泰博。その作品からは、都市を生きる人々の確かな息遣いを感じられる。都市が変化を迫られている今だからこそ、新たな眼差しで都市のあり方を考えたい。(MASAKI MIYAHARA)