オンライン、オフラインに広がるフェスの可能性(FORECASTS from EVELA|08.23.2020)

EVELA編集部が気になるトピックを取り上げる、FORECASTS from EVELA。例年夏から秋にかけて多く開催されている音楽フェスティバル。今年は4月や5月など速い段階での開催の是非が問われましたが、新しい形での開催がオンライン、オフラインの両方で模索されています。今回はオフラインで開催される山の絶景が楽しめる野外音楽フェスと、本メディアでも取り上げたオンラインのメタバース上で体験できる海外フェスの2つをご紹介。

9月12日・13日|ハイライフ八ヶ岳

Image from hi-life.jp

今年で4年目となる野外音楽フェスのハイライフ八ヶ岳が9月12日、13日の2日間にわたって開催される。COVID-19により状況が刻一刻と変化する中で同イベントは、試験的な集客イベントも6月、7月に実現するなど検証を行ってきた。今回は検温やマスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保など万全の予防対策を講じつつの開催となる。同イベントにはOvallやclammbonなど2日間で計20組以上のアーティストが出演予定。夏の終わりに開放感のある自然の中で安全にライブ音楽を楽しむ絶好の機会となりそうだ。(MASAKI MIYAHARA)

8月30日〜9月6日|The Burning Man Multiverse

Image from kindling.burningman.org

ネバダ州ブラックロック砂漠にて毎年開催され、多くの熱狂的なファンを有するバーニングマン(Burning Man)。今年は有志が独自に築き上げたオンライン上のマルチバースと呼ばれる仮想空間に場所を移して開催される。8つのユニバースと呼ばれる仮想空間と、テンプルと呼ばれる仮想空間上の寺院を行き来してバーニングマンを体感することができる。また9月5日には、同イベントの名物であり、イベント名の由来でもあるマンバーン(Man Burn)も開催される予定だ。今回は参加者が好みの人形を作り、それを燃やすというそれぞれにとってユニークな体験になる。オンライン上でバーニングマンが掲げる唯一無二の価値観を感じてみてはいかがだろうか。(MASAKI MIYAHARA)