音楽がこれからも鳴り続けるために(FORECASTS from EVELA|07.08.2020)

EVELA編集部が気になるトピックを取り上げる、FORECASTS from EVELA。COVID-19の感染者の増加に落ち着きが見え始めているとは言え、ライブハウスやクラブに集まって音楽を大勢で楽しめるのはしばらく先になりそうです。そんな中でミュージシャンやライブハウス、クラブなどの音楽業界の支援の動きはこれからも続いていきそうです。今回はスターを巻き込んだイギリスのキャンペーン、LIQUIDROOMのコラボチャリティーTシャツ、ラジオでの若手アーティストフックアッププロジェクトの3つの取り組みをご紹介します。

7月2日~|「Let The Music Play」

Image from ukmusic.org

2020年7月2日、イギリスの音楽業界団体UK MUSICは、アーティスト、会場、コンサート、フェスティバル、制作会社とともに、ライブミュージック産業の重要性を強調するキャンペーン「Let The Music Play」を開始した。ベニューの再開のためのタイムライン、金融支援、チケットに対する消費税免除を文化長官に求める書簡に、エド・シーラン、デュア・リパ、ポール・マッカートニーなど名だたるスターが署名。同サイトには、グラストンベリーフェスが地元の企業や慈善団体に生み出す経済効果が年間1億ポンド(約130憶円)にのぼる事実などがあげられ、産業全体の経済効果が数字で説明されている。キャンペーンは、「#LetTheMusicPlay」のハッシュタグで現在も拡散中だ。(SHINYA YASHIRO)

7月3日〜|LIQUIDROOM×TOGA ARCHIVES 「We will meet again」

Image from liquidroom.net

これまで電気グルーブや坂本慎太郎とのコラボレーションをしてきたLIQUIDROOM「We will meet again」、チャリティーTシャツプロジェクト。最新の、TOGA ArchivesとのコラボレーションメッセージTシャツの受注販売が開始した。 白黒の2色展開のTシャツには、ドリンクと交換可能な缶バッヂが同封される。LIQUIDROOMと深い縁を持ち、海外からも注目されるファッションブランドであるTOGA、その限定コラボグッズを手に入れ、LIQUIDROOMで再び音楽を楽しめる日に思いを馳せるのはいかがだろうか。(MASAKI MIYAHARA)

7月1日〜|100byRadio -ARTIST NEEDS-

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InterFM897にて7月1日より新番組「100byRADIO -ARTIST NEEDS- 」がスタートする。毎週水曜日、20時から21時までのオンエアで、メインパーソナリティーに新羅慎二と大沢伸一を迎える。アシスタントMCには、EVELA編集部の板橋令子も。この番組は株式会社KSRによる若手アーティストの支援プログラムでもあり、応募された楽曲から採用されたアーティストが番組出演するとともに、制作費15万円が支払われる。COVID-19の状況下においてアーティストが何を感じているのか、また長い間に渡って音楽活動を続けてきているメインパーソナリティーの2人が昨今の状況をどう見ているのか、生の声が聞ける貴重な機会になる。〈radiko.jp〉(MASAKI MIYAHARA)