手紙で物語を伝える、背景に耳を傾ける

EVELA編集部が気になるトピックを取り上げる、FORECASTS from EVELA。自粛要請はさらに1カ月伸びてしまいましたが、物理的な制約に縛られない「体験」の追求は留まるところを知りません。今回は手紙と映画を通じたコミュニケーションと、お酒とその背景をリアルに伝える試みをご紹介します。

7月01日〜7月31日|夜空と交差する森の映画祭2020


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毎年場所を変えて開催されてきた野外映画フェス「夜空と交差する森の映画祭」が、今年は家で映画を楽しめる試みを行う。オンラインでチケットを購入すると、「地球外惑星を旅する主人公」から、5通の手紙が参加者の元に届く。家に居ながらにして、物語を体験できるのだ。さらに手紙と連動した映画を参加者が同時に楽しめるオンライン鑑賞会も開催予定だという。外出自粛のなか、手紙というアナログなコミュニケーションと、自宅での映画鑑賞が織りなす物語は、夏の心に染みる体験になりそうだ。(MASAKI MIYAHARA)

5月16日|松井酒造オンライン蔵元会

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日本酒の販売を行うECサイト「Sake Street」が、松井酒造と共同で「オンライン蔵元会」を開催する。6種の日本酒を飲み比べできるセットが、Zoomで開催される蔵元会への参加券付で販売されるという。蔵元会の醍醐味は、お酒の作り手が語るストーリーに耳を傾けながら、その味を楽しめること。そんな通好みの体験を自宅でゆったりと楽しめる本イベントは、日本酒の入門にもぴったりかもしれない。(MASAKI MIYAHARA)